東京(有楽町・銀座)の東京日帰り手術クリニック(金曜日)、シンシア銀座院(土曜日)にて下まぶたのたるみ,クマ治療を専門に行っております。
形成外科・美容外科・眼形成外科の奥村仁です。
はじめに
「寝ても疲れて見える」「年齢より老けて見られる」――
そんなお悩みの多くは、目の下のふくらみ(眼窩脂肪の突出)が原因です。
今回は、皮膚を切らずにまぶたの裏側(結膜)から脂肪を丁寧に取り除く、
自然で控えめなクマ取り治療=ナチュラルクマとり(経結膜脱脂)について解説します。
(1)眼窩内脂肪とは?
(2)何故眼窩内脂肪が出てくるのか?
(3)経結膜脱脂術はどの様な人に適応されるのか?については,こちらの記事のリンクをご参考にして下さい.



目次(経結膜脱脂)
①手術適応
②手術方法
③術後ケア
④術後経過
⑤合併症
⑥症例写真
経結膜脱脂とは?
「経結膜脱脂術」とは、下まぶたの裏側(結膜)を小さく切開し、
眼窩内脂肪(ふくらみの原因となる脂肪)を除去する施術です。
皮膚を切らないため、傷跡が表面に残らず、自然でバレにくい仕上がりが可能です。
また、将来的に再施術も行いやすいのが特徴です。
ナチュラルクマとりとは?
ナチュラルクマとりは、経結膜脱脂術の中でも控えめで自然な変化を重視した方法です。
過度に脂肪を取りすぎず、涙袋を支える脂肪を残すことで、
「整形したように見えない」「疲れが取れたように見える」自然な変化を目指します。
特徴
- 自然で明るい印象に
- ダウンタイムが短い
- 将来的な再施術がしやすい
- 涙袋を残して立体感を維持できる
手術の適応
以下のような方がナチュラルクマとり(経結膜脱脂)の適応となります。
- 目の下のふくらみ(眼窩脂肪の突出)がある
- 頬のくぼみや皮膚の余りが少ない
- 自然に若々しい印象にしたい
- 「整形した」と気づかれたくない
- ダウンタイムを短くしたい

この術式は40代以下の年齢の方によく適応しております。
手術方法・麻酔・所要時間
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 手術方法 | 下まぶたの裏側(結膜)から、眼窩外に突出している(ヘルニア)眼窩内脂肪だけでなく、下まぶた全体を観察して、突出しそうな脂肪も見極めて摘出します。 |
| 麻酔 | 点眼麻酔+局所麻酔(不安が強い方は静脈麻酔も可) |
| 手術時間 | 約45〜60分(下まぶた全体の眼窩内脂肪をしっかり観察して丁寧に施術しております。) |
| ダウンタイム | 腫れ・内出血:約1週間(個人差あり) |
| メイク | 翌日〜数日後より可能 |
| 傷跡 | 皮膚表面には残らない |
術後ケアと生活上の注意
術後処置
- 抗生剤内服:3日間
- 抗生剤点眼:1週間
- テーピング:2日間
冷却と生活のポイント
- 術後3日間はできるだけ座位で冷却(保冷剤や氷水)
- 翌日から洗顔・シャワー可能(テープを濡らさないよう注意)
- 3日目以降はテープを外して洗顔可
- 化粧は翌日〜可能(テーピング部位以外)
- 入浴・運動・飲酒・サウナは1週間控える
- コンタクトは1週間休止
術後経過
| 症状 | 経過の目安 |
|---|---|
| 腫れ | 術後1〜2日がピーク。1〜2週間で軽快。 |
| 内出血 | 1〜2週間で改善。 |
| 目の違和感 | 涙や目ヤニが増えることも。1か月程度で落ち着く。 |
| 硬結(かたさ) | 1〜2ヶ月で硬くなり、3〜6ヶ月で自然に柔らかく馴染む。 |
リスク・合併症
| 内容 | 詳細 |
|---|---|
| 出血・血腫 | 術後2〜3日は安静・圧迫・冷却を徹底。 |
| 感染 | 抗生剤の内服と点眼で予防。 |
| 陥凹リスク | 脂肪の取りすぎによりくぼむ可能性あり。必要最小限に調整。 |
| 再発 | 加齢によって脂肪が再び突出する場合あり。再施術で対応可。 |
症例写真


よくある質問(FAQ)
Q1. 痛みはありますか?
局所麻酔を使用するため、痛みはほとんど感じません。希望により静脈麻酔も可能です。
Q2. ダウンタイムはどのくらいですか?
腫れや内出血は1週間ほどで落ち着きます。翌日からメイク可能です。
Q3. 傷跡は残りますか?
皮膚を切らないため、外から見える傷は一切残りません。
Q4. 効果はどのくらい続きますか?
数年単位で持続しますが、加齢により再発した場合も再施術で自然に改善できます。
医師からのメッセージ
「自然に見せたい」「変わりすぎたくない」
― そんなご希望にお応えするのがナチュラルクマとりです。
目の下の脂肪量や骨格に合わせ、取りすぎず・残しすぎず、最もバランスの取れた仕上がりをご提案いたします。
ご予約・お問い合わせ
あなたの目元の状態やご希望(自然さ・再発リスクなど)を丁寧にカウンセリングし、最適な治療法をご案内します。




