上まぶたのたるみでお悩みの方へ
自然な仕上がりを目指す「眉下切開(眉毛下皮膚切除)」という選択肢
こんにちは、東京(銀座・有楽町)の東京日帰り手術クリニック(金曜日)、シンシア銀座院(土曜日)でまぶたのたるみ・眼瞼下垂の手術を行っている形成外科・美容外科・眼形成の奥村仁です。
年齢とともに目元が重たく感じたり、「まぶたが下がってきた」「二重の幅が狭くなった」「疲れて見える」「目の上に影ができる」といったお悩みを抱えている方が増えています。
そうしたまぶたのたるみ・眼瞼下垂などにお悩みの方におすすめなのが、眉下切開(眉毛下皮膚切除)という手術です。
1手術方法(眉下切開とは?)
自然な目元の印象を保ちながら、まぶたのたるみを改善
眉毛のすぐ下のたるんだ皮膚や,眼輪筋,皺眉筋,眼輪筋下線維性脂肪織(ROOF),眼窩脂肪を丁寧に取り除くことで、まぶたの重さを軽くし、目元の印象をすっきり整える施術です。必要に応じて筋肉や脂肪の調整も行い、眉の位置が下がりにくいように工夫も施します。


2手術の特徴(利点・欠点)
この手術のメリット・特徴
✅ ナチュラルな印象を保てる
一重まぶたの方や、二重の幅が不自然になるのが嫌な方にもおすすめ。二重のラインをいじらないため、顔の印象が大きく変わりすぎず、自然な若返りが可能です。
✅ 厚ぼったい二重になる心配が少ない
皮膚や脂肪が厚めの方が無理に二重整形をすると、不自然な仕上がりになる場合があります。眉下切開なら、まぶたの重みを取り除きながら、厚ぼったくない、自然なまぶたを目指せます。
✅ 傷跡が目立ちにくい
眉毛のすぐ下を切開するため、眉メイクやアートメイクでカバーしやすく、目立ちにくいのも特徴です。
注意点・デメリット(正直にお伝えします)
・傷跡が一時的に見える:完全に目立たなくなるまで半年〜1年ほどかかります。女性はメイクで早期からカバー可能ですが、男性は注意が必要です。
・皮膚が薄くなることで赤みが出ることも:特に年齢とともにまぶたの皮膚が薄くなっている方は、術後の赤みが気になる場合があります。
・傷の両端が少し盛り上がることがある:「Dog ear(ドッグイヤー)」という皮膚の盛り上がりが眉尻に出ることがありますが、多くは時間とともに目立たなくなります。
3手術適応(この手術が向いている方)
・まぶたが重く、目が開けづらいと感じている方(眼瞼下垂とくに皮膚下垂)
・二重にはしたくないが、自然にまぶたのたるみを改善したい方
・皮膚や脂肪が厚く、一般的な二重整形では不自然になりそうな方
・眉毛の位置が下がっていない方
4術後ケア

抜糸(術後5~7日目)まで
・術後7日間は,出血や血腫などの予防として顔が赤くなるような行為(運動・飲酒・入浴など)は控えて下さい.
・腫れ(腫脹)の予防のために,患部周辺を,よく冷やして下さい.特に術後3日間はアイスノンや保冷剤,冷たいタオルなどで冷やして下さい.また,横になると,顔がむくみやすいので,日中は座位で冷やして下さい.
・シャワー浴や洗顔は,手術の次の日から可能です.顔を洗う時に一緒に,傷周囲の軟膏や血液をやさしく洗い流して下さい.術後3日以降は石鹸で傷も洗って頂きます.(消毒の必要はありません)眼軟膏を塗布していただきます.抜糸
術後診察
抜糸後の診察は,通常3回行います.術後1ヶ月,3ヶ月,6ヶ月に受診して頂きます.
5術後経過
⑴皮内・皮下出血斑
皮内・皮下出血斑は程度の差はありますが,必ず術後認めます.範囲が広い人は上まぶただけでなく,下まぶたまで広がることがありますが,必ず時間の経過とともにうすくなってきます.大半の人が2週間程度で肌色に戻ります.傷の周囲は,お化粧でカバーしても構いません.
⑵腫れ(腫脹)
腫れ(腫脹)は術後2日目くらいがピークで,徐々に引いていき,術後1週間くらいで強い腫れは取れます.腫れぼったい感じが完全になくなるのには,2か月程度かかります。術後早期の腫れの予防には,患部周辺をよく冷やしていただくことが重要です.特に術後3日間はアイスノン・保冷剤や冷たいタオルなどで座位で冷やして下さい.
⑶傷の赤み
傷の赤みは術直後よりも術後3週間程度の時期に強い時期がありますが,徐々にひいてきて,術後6か月くらいの時期にはかなり薄くなっています.完全に白くなるのには,1年近くかかります.


⑷硬結(傷が硬い)
硬結とは切った部分が,傷が治る過程で硬くなることですが,術後3週間くらいまでの時期は傷が硬く感じる時期があり,徐々にひいてきて,術後6か月くらいの時期には気にならなくなることが多いです.
⑸痛み
内服の鎮痛薬で抑えられる程度の自発痛が約1週間あります.それ以降,自発痛はほとんどありませんが,1ヶ月位は洗顔などで触ったときに,ピリッと痛みがでることがあります.
⑥合併症
⑴血腫
術後出血が止まらないと,皮下に血が溜まり,コブのように膨れる(血腫)事があります.血腫の予防の為に,普段,抗凝固薬・抗血小板薬・血管拡張薬を内服している方には,術前に休薬して頂いたり,術後伸縮テープによる圧迫をし,患部を安静にして頂きます.
⑵感染
まぶたは血流がよく,通常感染するリスクはほとんどありませんが,傷の1日2回の洗顔時の洗浄や,抗生剤の内服をしてもらい予防します.
よくあるご質問
Q. ダウンタイムはどれくらい?
A. 強い腫れや内出血は1〜2週間程度です。抜糸後、メイクでカバーできるようになります。
Q. 傷は目立ちますか?
A. 眉毛の下なので、術後しばらくは赤みが出ますが、ほとんどの方が半年ほどで気にならなくなります。アートメイクや眉メイクでカバーしやすいです。
Q. 保険は使えますか?
A. 基本的には美容目的のため自費診療となりますが、診断によっては保険適用となる場合もあります。
ご相談・カウンセリングはお気軽に
「自然なまぶたに整えたい」「まぶたが重くて目が疲れる」「クマが目立つ」など、どんな小さなお悩みでも結構です。
専門的な知識と経験をもとに、形成外科・美容外科・眼形成の観点から、最適なご提案をいたします。
金曜日勤務(東京日帰り手術クリニック)
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